2017年7月26日「君の名は。」がついに配信決定!

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タイトルが衝撃的な「ちょっと今から仕事やめてくる」。

ブラック企業、パワハラ、長時間労働、自殺…現在問題になっているこれらを躊躇することなく盛り込んだ作品でありながら、それゆえに働く人間であれば誰もが共感してしまい涙してしまうこと間違いなしの感動作。

今年後悔されたばかりのこの作品、早速ご紹介させて頂きたいと思います。

 

あらすじ、ストーリー

ブラック企業で営業として働く青山隆(工藤阿須加)は、毎日のようなサービス残業、上司の山上(吉田鋼太郎)に課せられる過酷なノルマ、怒鳴られる毎日に疲れ切り、ある日疲労のあまり駅のホームで気を失い、危うく電車に跳ねられそうになってしまいます。

すんでのところで青山を救ったのは、幼馴染のヤマモト(福士蒼汰)と名乗る男でした。

しかし、青山には彼の記憶がまったくありません。

青山はヤマモトに引きずられるようにそのまま居酒屋へ。

青山が居酒屋のトイレでかつての同級生に電話をかけると、確かに「ヤマモト」という名の同級生はいたのだと言います。

初めは話を合わせていただけの青山も、関西弁で笑顔が絶えず、明るいヤマモトと話していくうちに段々と青山にも笑顔が戻り、二人は電話番号を交換して別れます。

 

その日から、お酒を飲みに行ったり、スーパーの荷台に乗って二人で遊んだり、青山の会社で使うネクタイを一緒に買いに行ったり。

明るいヤマモトと時間を共に過ごしていくうちに、青山は本来の性格の明るさを徐々に取り戻していき、これまで伸びなかった営業成績も次第に上がっていきます。

そうしたある日、青山は半年間通いつめた企業からようやく契約を取り、その夜ヤマモトと共に祝杯を挙げるのです。

二人でお酒を飲んでいると、青山の携帯にかつての同級生から電話が。

その内容は、

 

「同級生のヤマモトは現在海外におり、日本にはいない」

 

というものでした。

 

「ではこのヤマモトは一体誰だ?」

 

青山が本人に問いただすと、ヤマモトは笑いながら

 

「最初は勘違いで声かけたけど仲良くなったからええやん」

 

と言うのです。

彼は自分の免許証を見せながら、

 

「本当の名前は山本純」

 

だと言います。

その言葉に、改めて二人は乾杯をするのでした。

 

結末

以下、ネタバレ含みますのでご注意ください。

そんなある日、事件が起こります。

先日契約のとれた取引先からクレームが発生したのです。

それは、青山の発注ミスによるものでした。

何度も見返したはずなのに、と思いながらも慌てて取引先に謝罪しに行く青山。

しかし信用を失ってしまい、この取引は先輩であり会社のエースでもある五十嵐(黒木華)が後を引き継ぐことになります。

 

会社では上司の山上に罵声を浴びせられ、

 

「全員の前で謝罪しろ」

 

と土下座を強要される青山。

土下座しながら

 

「申し訳ありませんでした」

 

と何度も詫びることになります。

青山は再び地獄のような毎日に戻ることに…。

家に帰っても一睡も出来ず、部屋は相変わらずゴミだらけの汚いまま。

青山の精神状態は限界に達します。

 

ある日の会社帰り、電話もメールも無視し続けた青山は待ち伏せしていた山本に捕まりレストランへ連れて行かれます。

 

「人違いってわかってどうでもよくなったのか?」

 

と笑って問う山本に、青山は暗い表情のまま。

何かあったのか、と聞きます。

青山はぽつぽつと会社での出来事を一通り話します。

山本は

 

「何度も見直したのなら隆の発注書は誰かが書き換えたのでは?」

 

と問い、更に

 

「仕事を変えたらどうや」

 

と青山に提案します。

しかし青山はこれを

 

「今の時代、正社員でいることは貴重だ。仕事を辞めることは簡単じゃない」

 

と言って拒否します。

これを聞いた山本は、会社を辞めることと生きることをやめることはどっちが簡単なのだ、と問います。

 

「初めて会った日、俺が腕を引かなければホームに落ちて事故に遭っていた。本当は知り合いだと思って声をかけたんじゃない、改札でお前を見かけたとき、心配になって後をつけたんだ。お前と同じ表情をしてた奴を知ってたから」

 

山本が見ず知らずの自分をそういう理由で助けてくれたのだと知り、一旦は落ち着く青山。

しかしもう仕事にも人生にも希望を見出すことができず、平凡に一週間が無事に終わりさえすればそれでいい…青山はそんな考え方になってしまっていました。

 

そんなある日、霊園行きのバスに乗り込む山本を偶然見つけた青山。

明るい彼と霊園という言葉が結びつかず、「山本純」と検索画面で打ち込み調べると、

 

「今日は山本純君の命日でした」

 

という言葉とともに彼の写真が貼り付けられているブログサイトを発見。

読めば、ブラック企業に勤めていた山本純は、過労により3年前に自殺をしていたのです。

 

この記事に、自分の知っている青山は幽霊なのか?という疑問に陥ります。

 

翌日出社し、取引先の引継ぎ資料を五十嵐に手渡そうとする青山。

しかし五十嵐からは

 

「担当者の好きなものだったり家族のことだったり、こんなもの役に立つか」

 

と怒鳴られます。

それに気付いた山下からは青山のミスをフォローするために動いている五十嵐に感謝するどころか迷惑をかけるとはなんだ、と再び激しく罵倒されます。

 

謝るためにエレベーターに向かう五十嵐を追いかけると、五十嵐からは「消えろバカ」といわれ、青山はとうとう絶望のどん底へ。

自分は死ぬしかないのだ、と思います。

 

誰もいない会社に出社した青山は屋上に立ち、下を見下ろします。飛び降り自殺を考えたのです。

すると背後から

 

「気持ちよさそうやな」

 

と山本が現れます。

青山は

 

「山本純は本当は3年前に死んでいるんだろう、だったら天国でまた会える」

 

と言いますが、

 

「もしかして俺のこと幽霊だと思ってる?」

 

と山本は笑います。

 

山本は青山に言います。

 

「お前は今自分のことばかり考えているけど、残された人間のことを考えたことはあるか?なんで助けてあげられなかったんだろうって、一生後悔して生きていく人間の気持ちを。人生は誰のためにあると思う?半分は自分のため、もう半分はお前を大切に思ってくれるひとのためや」

 

山本の言葉に、青山はたまに連絡してきては冷たくしてしまう母のこと、自分が高校生のときにリストラされ酷い言葉をあびせてしまった父のことを想います。

ここで初めて両親のことなど今まで考えていなかった自分に気付くのです。

 

翌日、青山は山梨の実家に久しぶりに帰省。

これまでの自分の両親に対する酷い態度を謝った後、退職の話を持ち出す青山。

恐る恐る二人の反応を見れば、

 

「会社なんてひとつじゃないんだから、別に良いんじゃないか」

「若いうちにたくさん失敗しろ」

 

と優しい言葉を言われます。

二人の言葉に、意思が固まった青山。

 

東京に戻り、山本を呼び出した青山は

 

「呼び出しておいて悪いけどここで待っててほしい、ちょっと今から仕事やめてくる」

 

そう言って喫茶店を後にし、会社へと向かいました。

既に出勤時間を15分過ぎていた青山は出勤するなり山下に「罰金2000円!」と怒鳴られます。

しかし青山は山下に向かい、

 

「今日で仕事を辞めます」

 

と断言。

山下は一瞬驚くものの、就業規則に反する、とこれを無視。

しかし青山は怯まず

 

「辞めます」

 

と言い続けます。

山下は我慢の限界だというように

 

「懲戒免職になるぞ」

 

と怒鳴りますが、青山は

 

「それでもかまいませんので、辞めます。僕は最近ずっと死ぬことばかりを考えていました。死ぬことに比べたら、懲戒免職なんて怖くありません」

 

青山の言葉に山下は更に激怒。

 

「仕事も出来ないくせにプライドだけは高いお前みたいな奴はどこに言っても負け犬だ、社会じゃ通用しないんだよ」

 

と叫びます。

しかし青山はこれをにこやかに

 

「部長は今幸せですか?幸せだったら毎日怒鳴りませんよね?部長も少し休んでください。私はこれからは自分の人生を生きます」

 

そう言ってその場を後にしました。

エレベーターに向かうと、先輩である五十嵐が青山の後を追ってきました。

 

過去の発注ミスは自分によるものだ、あの頃青山の調子が良く、あのまま後輩の青山が仕事で成果を出せばエースである自分はもっと厳しいノルマを課せられる、これ以上はもう無理なのだ、だからあの時わざと青山に変わり発注書を書き換えたのだ、

 

と告白。

青山は辞める必要などないのだと言います。

しかし青山はこれを許します。

 

「今までお世話になりました」

 

そう彼女に言い、青山は山本の待つ喫茶店へと向かいます。

 

しかし着いてみると、既にそこに山本の姿はありませんでした。

会社を辞め無職になった青山は、部屋に溜まったゴミを出し、これまでは送られてもそのまま腐らせていた実家からの野菜を使い自炊生活。

まともなせいかつを取り戻すことが叶いました。

 

しかし山本と連絡が取れなくなってしまっていることが唯一の気がかりでした。

青山は以前見つけたブログの管理人にメール、大阪にある孤児院を教えてもらいます。

 

大阪まで出向いた隆は孤児院の院長の娘である大場玲子(小池栄子)から山本のことを聞かされます。

5歳のときに両親を亡くし孤児院にやってきた双子の純と優。

優はもともと人見知りで、純以外とは話さない子だったけれど、ある日純が見せた写真集の中に映る孤児たちが笑顔である写真を見て、優もまた自然に笑えるような子になったのです。

二人はその写真集の撮影場所であるバヌアツ共和国の孤児院で働くことを人生の目標にします。

純は医者に、優は教師を目指して大学受験をしました。

しかし受かったのは優だけで、純は働きながら再度来年受験する道を選びます。

孤児院では18歳までしか預かることができないからです。

しかし純は翌年も受験に失敗します。

働いていた会社がブラック企業で、勉強する時間などなかったのです。

そして就職して2年目の20歳のとき、純は自殺をしてしまいます。

 

優は先にバヌアツに行き、純を待ちながら教師になるつもりでしたが、純の自殺により渡航を延期していました。

しかし先日、玲子に向かい

 

「純が死んでから初めて出来た友人のおかげで生きていく決心がついた、もし隆がきたらこれを渡して欲しい」

 

と封筒を渡したそうです。

玲子が青山に封筒を差し出し、中身を見ると、山本からのメッセージが。

 

「俺の天使たち。この子たちと一緒に笑ってみないか」

 

と書かれていました。

青山は迷うことなくバヌアツに向かう決心をします。

バヌアツに着くと、青空の下子ども達に授業をする山本の姿が。

山本もまた気付き、子ども達に青山を紹介。

青山は片言で子どもたちと少しだけ話しをします。

そして再度山本に向き直り、

 

「今度は俺がお前を助けたい」

 

青山の言葉に、山本は嬉しそうに笑います。

 

「じゃあまずは言葉の勉強からやな、最初の仕事は鬼ごっこだ!」

 

そう言って山本は子ども達に向かい

 

「隆が鬼だからみんな逃げろ!」

 

と鬼ごっこを始め、山本も逃げるべく全力疾走。

子どもたちも楽しそうに逃げ始めます。

突然のことに慌てて追いかけながらも、青山の顔には笑顔が。

それを見た山本もまた笑顔で青空を見上げ、純に向かい

 

「人生ってそれほど悪いもんじゃないな」

 

と話すのでした。

 

感想まとめ

今年5月この作品を観て驚いたこと。

 

会場全体がみんな泣いている、ということです。

 

働いている人間であれば誰もがどこかに必ず共感をしてしまうこの作品。

「生きるために働く」…当たり前のことですが、本当は誰だって何かを我慢をしながら働いています。

働いていて楽しいと思うこともあるけれど、大半は楽しくないことのほうが多いですよね。

大人だから…そう思って普段は耐えていることも、この作品を観て涙している人たちを見て、

 

「あぁ、自分だけじゃないんだなぁ」

 

なんて当然のことに気付かされました。

 

「希望はなくならない。見えなくなってしまっているだけなんだ」

 

作中で星空を見上げながら優が小さな子どもに向かって話していたこの言葉。

本当にそうですよね。

両親からの連絡、友人からの連絡…忙しさに、そういった自分への見えない愛に気付けなくなってしまっているってことはありませんか?

 

一度ゆっくり深呼吸、周りを見てみたい。

 

きっと見えなくなっていることや気付けないでいる自分への愛情に気付くことができるかもしれません。

鑑賞後、涙で心を暖かくしてくれる…そんな作品です。

 

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